こんにちは、アンデです。
ランナーの皆さん、月間走行距離にこだわって練習していますか?
私も月間走行距離300kmにこだわって練習を続けてみました。
冬から春にかけて約5ヶ月間、月間300kmの練習を継続して、タイム更新に挑んでみたのですが、
結果として10kmのタイムが落ちました。
走った距離は裏切らないって言いますよね?
それが、私は走った距離に裏切られました。
過去最高の練習量で、体調も良好、ピーキングも行い、万全の状態で挑んで、なぜタイムが落ちたのか?
これから解説していきます。
タイムが落ちるまでの流れ
月間300km開始まで
私が月間300kmを開始する前の記録推移ですが、
走行距離は200km前後でした。
ポイント練習をメインにし、
ジョグの日は繋ぐことだけを考えていました。
ポイント練習は以下のメニューです。
・400mインターバル
・1kmインターバル
・ペース走
スピードを磨く練習が多かったですね。
この期間に出場した大会とTTの結果です。
月別 走行距離 | レース結果 | タイム |
1月 242km | 10km | 35:59 |
3月 192km | ハーフ | 1:19:55 |
4月 198km | 10kmTT | 37:33 |
6月 211km | ハーフ | 1:20:36 |
10月 219km | 10km | 36:16 |
月間300km開始後
11月からの月間走行距離300km超えを目標に、練習を開始しました。
ジョグの距離を15〜20kmに伸ばして、
とにかく300kmを死守しようと練習していました。
ポイント練習はインターバルを減らして10kmペース走と15km距離走を行い、
スピードを落とさないようにと、ジョグの最後には必ず流しを3本入れました。
とにかくメインはジョグでした。
月別 走行距離 |
11月 306km |
12月 315km |
1月 305km |
2月 312km |
3月 324km |
しっかりと5ヶ月間、月間走行距離300kmをこなしました。
そしてピーキングを行い、
いざ、10kmタイムトライアルにて実力確認を3週連続行った結果、(大会が無かった)
10kmTT 39:11 | 39:16 | 38:48 |
以上の結果となりました。
月間200km前後の時 10kmTT 37:33
↓
月間300km超え継続後、10kmTT 38:48
つまり、走力ダウンとなりました。
けど、本当の実力を試すには、
大会に出てみないと分からないんじゃないか?
でも1年前の4月に走ったタイムトライアルでは37:33で走れてるじゃないか。
1km4:00を切るペースで走ると、呼吸がかなり苦しく維持するので精一杯でした。
10kmで見れば間違いなく走力ダウンです。
タイムが落ちた原因
練習量を大きく増やして継続できていたのに、なぜ走力が落ちたのか考えていきましょう。
・最大酸素摂取量が落ちた?
とにかく呼吸が辛かったことから心肺機能がダウンしたと思います。
インターバルなどのスピード練習をほとんど行わなくなったことから、最大酸素摂取量も減ったと思われます。
・遅い動きに慣れてしまった?
とにかくジョグばかりにこだわっていたので、
遅い動きに慣れてしまったのかもしれません。
ジョグの最後には流しを必ず3本入れましたが、それだけでは足りなかったのかもしれませんね。
月間走行距離は必要なのか?
ハーフ、フルマラソンをメインとして練習するなら、月間走行距離は必要です。
これは私がフルマラソンでサブスリーを達成した時に、サブスリーを目指した練習を行っていた時に、
自然と走行距離が300kmを超えていたからです。
フルマラソンには持久力向上の30km走、スピード持久力向上のペース走がメインとなるので
ただ、インターバル等のスピード練習を必ず取り入れ、その前後にジョグで距離を走るのがいいでしょう。
5000m、10kmをメインで練習する人は距離にはこだわる必要はありません。
メインはスピード練習、ジョグは繋ぐだけと考えてメニューを考えましょう。
まとめ
私の実績で、月間走行距離300kmより、200kmの方が記録は良かったと示したように、量より質が重要なのです。
高校生など、1500mや5000mで素晴らしいタイムを出している選手たちは、意外と走行距離が少なかったりします。
月間走行距離を増やすとレース時に自信はつきます。
しかし、目的のレースに向けて一番大事なのはスピード練習などのポイント練習をどれだけ効率よくこなせるかです。
とことんスピードにこだわりましょう。
以上市民ランナーの方々の参考にあれば幸いです。
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