工場、看護師、介護士、警察官、消防士など、夜勤のある仕事を目指している人はいませんか?
それらの夜勤のある仕事は経験しなければ分からない辛さがあるので冷静に考える必要があります。
私は7年間三交替の工場で働いていましたが、
夜勤のキツさに耐えられず、日勤の仕事へ転職をしました。
どちらも経験した結果から、夜勤に向いている人・向いていない人も分かりました。
夜勤がある仕事に就職、転職を考えている人へ向けて経験者が、良いところ・悪いところを解説していきます。
経験した三交替勤務
始めに私の経験した三交替勤務について紹介します。
職種によって違いがあるかもしれませんが、参考にしていただければと思います。
勤務体系
4直3交替勤務(4班で朝、中、夜、休み)でした。
- 夜番22:00~7:00[4日間]→1日休み
- →中番15:00~22:00[4日間]→1日休み
- →朝番7:00~15:00[4日間]→2日休み→夜へ
これを365日繰り返すという勤務でした。
残業は平均20時間で夜勤後は昼くらいまで残業のときもありました。
また、各班定員が決まっていて、休みの人がいると人員が足りなくなるため、突発残業、呼出し早出で2直連続勤務という最悪な状況もありました。
仕事内容
仕事内容は基本的に広い工場内を歩き回り点検作業、暑いところに入ったり狭いところに入ったり危険作業も多かったです。
ちょくちょくキツイ肉体労働の日があり仕事後は疲れ切って動けないような日もありました。
そしてヘルメットをかぶり安全靴を履いての作業、休憩はあまりとれずほとんど立ち仕事だったので、特に足腰に疲労がたまる仕事でした。
工場内は夏場40℃付近まで上がり熱中症で倒れる人もいました。
交替勤務のメリット
(職業によっては違うこともあると思うので、参考程度にしてください。)
- 休みが回ってくるのが早い
- 平日休みのお出かけが快適
- トラブルがあっても引き継いで帰れる
- 夜勤手当がつく
1.休みが回ってくるのが早い
私の4直3交替勤務だと4勤すれば休みという流れだったので、休みが来るのがあっという間でした。
職業によっては3勤で休み、2勤で休みなどもっと早い間隔もあると思います。
5日間の日勤の人より、サザエさん症候群のような憂鬱な気分にはなりにくいと思います。
2.平日休みのお出かけが快適
平日休みはどこへ行っても空いているため、お出かけには最高です。
土日のように混雑することもなく、医者、銀行、役所などの平日のみの場所にも行けますね。
また、中番であれば仕事前にも店に寄っていくこともできます。
3.トラブルがあっても引き継いで帰れる
仕事終わりに急きょトラブルが発生し直るまで帰れない、なんてことはありません。
多少の残業はあるかもしれませんが、次の番の人が来るわけなので引き継げばいいんです。
ただ、しっかりと申し送りして引き継ぐ必要があります。
4.夜勤手当がつく
深夜割増賃金といって22時~5時までの間は0.25倍の賃金が法律で決まっています。
多少給料が多くもらえます。
交替勤務のデメリット
(職業によっては違うこともあると思うので、参考程度にしてください。)
- 夜勤がキツイ
- 家族・友達と時間が合わない
- 土日祝休みがうらやましく感じる
1.夜勤がキツイ
とにかく夜勤は眠いです。
夜勤は日中に寝てから出勤となりますが、いくら寝ていってもずっと眠いです。
帰り道は通勤ラッシュの時間帯になるので混雑で遅くなります。
私の場合、リズムに慣れてくるのは4日目の最終日くらいだったので、慣れる頃にはもう終わりです。
ただ、夜勤最終日の帰りは解放されたことで、最高にテンションが上がります。
2.家族・友達と時間が合わない
私の経験したような3交替勤務であれば、
- 朝番は早く出勤(5時台)するため家族と会わず
- 中番は昼前に起きて、夜遅く(23時付近)に帰宅するため家族に会わず
- 夜番は帰宅(8時過ぎ)しても誰も家にいなく会わず
普段の生活では家族とすれ違いになります。
友達との予定も合わせられないことが多いです。
同級生との集まりに行けないことも当たり前です。
また、夜勤で日中寝ているときに休みの子供に起こされたり、急な来客で起こされたりと睡眠不足になったり、ストレスも溜まります。
友達・家族との時間を大切にしたい人だと向いていない可能性があります。
3.土日祝休みがうらやましく感じる
交替勤務では土日祝が関係ない仕事が多いと思います。
金曜日の夜勤では飲み会で盛り上がっている人たちを見て出勤したり、
花火大会の花火を横目に見ながら通勤するのはかなり辛いです。
夜勤中にいつの間にか虚しく年越しを迎えていたなんてこともあります。
ゴールデンウィーク、お盆、年末年始など大型連休中は早く終われと思ってしまいます。
まとめ
以上、交替勤務におけるメリット・デメリットを紹介しました。
夜勤のある仕事というと「なんだか楽しそうだ」なんて思って高卒で就職した私は地獄を味わいました。
夜勤の辛さはやってみてから気づくことが多いです。
就職、転職を考えている人は冷静に色々なことを自問自答してから職探しをしましょう。
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